fx-JP500取説の例をDM42でやってみる④

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各種メモリーの利用

アンサーメモリー(Ans)/プレアンサーメモリー(PreAns)

Ansの使用例

14×13=182

÷7=26


DM42は、AnsやPreAnsにあたる機能は無いけど、直前の計算結果はYレジスタに残っているので同様の事ができますね。

[1][4][ENTER][1][3][×]

20180812-01485933.bmp 20180812-01491520.bmp

[7][÷]

20180812-01492263.bmp 20180812-01492944.bmp


123+456=579

789-Ans=210


[1][2][3][ENTER][4][5][6][+]

20180812-01495452.bmp 20180812-01500646.bmp

[7][8][9]

20180812-01502305.bmp

ここで[-]を押してしまうと、数字の順番が逆のため負の値になってしまします。こんな時はXレジスタとYレジスタの値を入れ替える[X<>Y]を使います。

[X<>Y][-]

20180812-01502941.bmp 20180812-01503447.bmp

引き算や割り算は数字の順番に意味があるので数字が逆の場合これを使います。


PreAnsの使用例

\(T_{k+2} = T_{k+1} + T_k\)

\(T_1\)から\(T_6\)までの数列を求めよ。ただし、\(T_1 = 1\)、\(T_2 = 1\)とする。

1=1

1=1

Ans+PreAns=2

=3

=5


PreAnsもDM42にはありませんが、直前のXレジスタの値がLレジスタに保存されているのでそれをうまく使うと同じ事ができます。

\(T_1\)、\(T_2\)を入力し、[+]で\(T_3\)が求まります。

[1][ENTER][1]

20180809-20574101.bmp 20180809-20581828.bmp

ここで[LAST X]で、直前のXレジスタ(\(T_2\))を戻します。

[][LAST X]

20180809-20583607.bmp

このまま[+]で\(T_4\)が求まりますが、そうすると\(T_5\)を求めるときの[LAST X]が1(\(T_2\))になってしまうので順番を入れ替えてから足します。

[X<>Y][+]

20180809-20584025.bmp 20180809-20585012.bmp

以降、同じ手順で\(T_5\)以降が求まります。

[][LAST X][X<>Y][+]

20180809-20592847.bmp 20180809-20593170.bmp 20180809-20594096.bmp

fx-JP500より手順が多いですが、DM42の場合、PROGRAM組めますからね。

つづく

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このページは、gpsmanが2018年8月14日 00:39に書いた記事です。

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