2018年8月アーカイブ

関数計算

円周率π

\(\pi=3.14159254\)(内部では\(\pi=3.14159265358980\))


\(\pi\)を表示してみます。

[][\(\pi\)]

20180809-21000583.bmp

DM42では、表示上\(\pi=3.14159265359\)と表示されますが、

[][SHOW]

20180809-21000871.bmp

内部では、\(\pi=3.141592653589793238462643383279503\)を使用しているようです。


自然対数の底\(e\)

\(e=2.718281828\)(内部では\(e=2.71828182845904\))


\(e\)を表示してみます。(\(e^{1}\)を表示)

[1][][\(e^{x}\)][][SHOW]

20180809-21003456.bmp 20180809-21003825.bmp

DM42では、表示上\(e=2.71828182846\)と表示されますが、内部では\(e=2.71828182845235360287471352662\)を使用しているようです。

DM42は内部で保持している桁が多いためより正確な計算結果を求める事ができるかと思います。

つづく

DM42のFirmware月1位でアップしてるみたいですね。

かってすぐUPしましたが、今回2回目UPしてみます。

手順

①DM42をPCにつなぐ

②DM42のFATのルートに対象のファイルを入れる

③PCから取り外す

すると勝手にアップデート始まります。

更新前

20180817-00153833.bmp

更新後

20180817-00291071.bmp

更新後はスタックのフォントが個別に指定できたり、

スタックの順番に、LXYZTが追加されました。

20180817-00321744.bmp

LastXがXの下にあるほうが直感的に分かりやすいかな??

これからこの設定で使っていこうかと思います。

各種メモリーの利用

アンサーメモリー(Ans)/プレアンサーメモリー(PreAns)

Ansの使用例

14×13=182

÷7=26


DM42は、AnsやPreAnsにあたる機能は無いけど、直前の計算結果はYレジスタに残っているので同様の事ができますね。

[1][4][ENTER][1][3][×]

20180812-01485933.bmp 20180812-01491520.bmp

[7][÷]

20180812-01492263.bmp 20180812-01492944.bmp


123+456=579

789-Ans=210


[1][2][3][ENTER][4][5][6][+]

20180812-01495452.bmp 20180812-01500646.bmp

[7][8][9]

20180812-01502305.bmp

ここで[-]を押してしまうと、数字の順番が逆のため負の値になってしまします。こんな時はXレジスタとYレジスタの値を入れ替える[X<>Y]を使います。

[X<>Y][-]

20180812-01502941.bmp 20180812-01503447.bmp

引き算や割り算は数字の順番に意味があるので数字が逆の場合これを使います。


PreAnsの使用例

\(T_{k+2} = T_{k+1} + T_k\)

\(T_1\)から\(T_6\)までの数列を求めよ。ただし、\(T_1 = 1\)、\(T_2 = 1\)とする。

1=1

1=1

Ans+PreAns=2

=3

=5


PreAnsもDM42にはありませんが、直前のXレジスタの値がLレジスタに保存されているのでそれをうまく使うと同じ事ができます。

\(T_1\)、\(T_2\)を入力し、[+]で\(T_3\)が求まります。

[1][ENTER][1]

20180809-20574101.bmp 20180809-20581828.bmp

ここで[LAST X]で、直前のXレジスタ(\(T_2\))を戻します。

[][LAST X]

20180809-20583607.bmp

このまま[+]で\(T_4\)が求まりますが、そうすると\(T_5\)を求めるときの[LAST X]が1(\(T_2\))になってしまうので順番を入れ替えてから足します。

[X<>Y][+]

20180809-20584025.bmp 20180809-20585012.bmp

以降、同じ手順で\(T_5\)以降が求まります。

[][LAST X][X<>Y][+]

20180809-20592847.bmp 20180809-20593170.bmp 20180809-20594096.bmp

fx-JP500より手順が多いですが、DM42の場合、PROGRAM組めますからね。

つづく

マルチステートメント

3+3:3×3=6

=9


DM42は計算式を入力して答えを出すのではなく、各計算ステップ毎に計算途中の計算結果がでてくる計算機なので、同様の事はできませんが、PROGRAMを作る事ができるため同様な処理はできなくもない??

20180809-20075375.bmp

[XEQ][TT]

20180809-20080991.bmp 20180809-20081579.bmp

[R/S]を押すたびに計算繰り返します。

20180809-20082579.bmp 20180809-20085091.bmp

同じCASIOでも、fx-5800pでは、コロンでマルチステートメントは最後の計算結果を表示になるので計算機毎に微妙に機能が違うのが面白いですね。


ENG変換と逆ENG変換

1234をENG変換して表示する(\(1.234×10^3\))


DM42では、表示モードをENG形式にします。

[1][2][3][4][][DISP][ENG]

20180809-21013291.bmp 20180809-21014910.bmp

少数点以下の桁数を入力します

[3][ENTER]

20180809-21015824.bmp 20180809-21021008.bmp

逆ENG変換とか桁をシフトする事はできないのかな?


余り計算

5÷2の商と余りを求める(5 ÷R 2 = 2,R=1)


DM42では一度に商と余りを求める機能は無いっぽいので作ってみました。

20180809-20150369.bmp

Yレジスタ ÷ Xレジスタ を計算して、商が Yレジスタ、 余りが Xレジスタに入ります。

[5][ENTER][2][XEQ][÷R]

20180809-20151503.bmp 20180809-20152163.bmp


素因数分解は機能が無いのでPROGRAMで機能を追加する必要があります。探したらネット上にありましたが自作したいので宿題とします。

循環小数も機能無いですね。

CASIOのfx-JP500は循環小数の表示と入力もできますが、たしかSHARPのEL-5160Tは循環小数表示はできるけど入力はできなかったかと思います。

CANONのF-7895Gは表示もできないかな?

あまり必要な機能でもないのでPROGRAM実装もいらないかな?って事でスキップ!!

計算履歴は、そもそもDM42は計算途中で順次計算していくので以前の計算式は記憶できません。途中経過の計算結果は順次スタックにつまれますのでその結果は使用することはできますが。HP50gだと、スタックに式を入力できるのでできますね。

つづく

パーセント計算のつづき

3500の25%引き(2625)


まず3500の25%を求める操作をします。

[3][5][0][0][ENTER][2][5][][%]

20180809-19485491.bmp

すると850が求まります。

もとの3500はYレジスタに残っているので

[-]

20180809-19490714.bmp

で答えがでます。

消費税計算とかで、消費税額出してから税込額計算とか便利ですね。

9800円の消費税額、税込額

消費税額:[9][8][0][0][ENTER][8][][%]

税込額:[+]


度分秒(60進数)計算

2°20′30″ + 39′30″ = 3°00′00″


日本の電卓のように度分秒のボタンはなく、少数で、DD.MMSSssを入力します。

[2][.][2][0][3][0][ENTER][0][.][3][9][3][0]

20180809-19523879.bmp

ここで、加算は[+]でなく、[HMS+]を使います。

[][CATALOG][FCN][▼]×15[HMS+]

20180809-19533132.bmp 20180809-19534487.bmp

3と表示されますが、3°00′00″という事です。

ちなみに、[HMS+]の代わりに[+]を使った場合、

20180809-19575446.bmp

のように単純に少数の加算が行われた結果、2°59′60″になりますが、10進少数変換するとただしい姿になるみたいです。

[][CONVERT][→HR]

20180809-19580145.bmp 20180809-19581423.bmp


2°15′18″を10進数へ(2.255)<=>60進数へ(2°15′18″)


上で操作しましたが、[→HR][→HMS]で10進数、60進数に切り替えられます。

[2][.][1][5][1][8][][CONVERT][→HR]

20180809-19584439.bmp 20180809-19590156.bmp

[][CONVERT][→HMS]

20180809-19590710.bmp 20180809-19591112.bmp

つづく

SwissMicros DM42でCASIO fx-JP500の取り扱い説明書にのっている計算例と同じ事をやってみたいと思います。


基本計算

分数計算

\(\frac{2}{3}+1\frac{1}{2}=\frac{13}{6}\)


DM42は分数入力できないので

[2][ENTER][3][÷][1][ENTER][ENTER][2][÷][+][+]

20180809-19441445.bmp

[][SHOW]でもっと細かい数字まで見えます

20180809-19441955.bmp

13/6した結果も全く同じだったのでOK!


パーセント計算

\(150×20\%=30\)


[1][5][0][ENTER][2][0][][%]

20180809-19453910.bmp

同じ答えでOK!!


\(660\)は\(880\)の何パーセント?(\(75\)%)


DM42では同じ機能は無さそうなので以下のように打鍵!

[6][6][0][ENTER][8][8][0][÷][1][0][0][×]

20180809-19464083.bmp

以下のPROGRAMを入力する事で1発計算もできました。

20180809-19472790.bmp

[6][6][0][ENTER][8][8][0][XEQ][%?]

[XEQ]で、作ったPROGRAMがメニューに表示されるので[%?]選択で答えが出ます。

20180809-19475326.bmp

20180809-19475763.bmp

同じ答えでOK!

つづく

SwissMicros DM42は、HP-42sのコピーなんですが、

最上部のキー一列が多く作られていて、DM42独自のメニューが割り振られています。

最上部一番左のキーを押すとマニュアルが見れます。

20180806-04204997.bmp 20180806-04212223.bmp

最上部右から2番目を押すとレイアウトが変えられます。

左詰

20180806-04242492.bmp

右詰

20180806-04275229.bmp

下線付き

20180806-04241858.bmp

+右から2番目でフォントが変わります

20180806-04282023.bmp

一番右ボタンでフォントサイズが変えられます。

最小

20180806-04285321.bmp

最大

20180806-04284598.bmp

あまりフォントが小さくても上に余白ができるだけですし、

多き過ぎてもメニュー表示で1行上がり、さらにAlphaレジスタ表示時は上部が隠れてしまうのでこのくらいのサイズがちょうどいいかと思いました。

20180806-04302713.bmp

DM42はHP50gやTI-89と比べるとだいぶ小さく、日本の関数電卓とほぼ同じ大きさですね。

20180801_001042.jpg

最近の関数電卓と比べるとDM42の方が小さいくらいです。

20180731_021510.jpg

横に並べると、HP35sでもCASIOのfx-JP500よりちょっと小さいですね(厚みと重さはありますけど)

20180801_001128.jpg

20180731_011601.jpg20180731_011615.jpg20180731_011630.jpg

20180731_011644.jpg20180731_011700.jpg

DM42は一番小さいけど一番重いという。

ずっしり高級感があります。

HP50gなどと比べると・・・

20180721_003358.jpg

20180731_011717.jpg20180731_011727.jpg

やはり、HP50gとTI-89はでかくて重いです。

機能てんこ盛りですからねー

うちの子たち紹介第二弾!!

F-789SG EL-5160T fx-JP500

20180731_011136.jpg


この三つは似たような性能なんですが、微妙に機能や計算結果が違ったりして面白い。

CASIOはfx-JP500の他にfx-JP900も持ってるんですが、息子にあげちゃいました。

日本の関数電卓は本体は軽く、キータッチもぺちゃぺちゃ。

真ん中のSHARPのEL-5160Tだけ電源切っても計算結果が残ってくれるし、計算式も記憶しておく事ができます。

計算スピードはCASIOのfx-JP500が一番はやく、計算精度はCANONのF-789SGが一番いいかな?

今度比較してみたいと思います。

fx-992s

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うちの子たちの紹介第1弾!

CASIO fx-992s

20180801_000914.jpg

20年前からうちにいる気がします。

昔は10進<->8進変換を多用する職場だったので活躍してました。

その他関数電卓的な使い方はほとんどしなかったと思います。

この電卓最近引き出しから引っ張り出してきたんですが、

今風の書式通り入力方式の電卓に慣れたせいか使いづらいですね。

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